「教育理念・教育目標」「教育方針」「学園の沿革」「学園の課外活動」などご覧いただき、前田学園への理解を深めていただきます。

学園設立の経緯と教育方針

前田学園について

海外にいるからこそ、日本人幼稚園の必要性が叫ばれ、そのご要望にお応えして、イギリスで最初に在英邦人子女を対象にした、英国教育省認可全日制の私立幼稚園として1993年に開園しました。

教育目標として、「知・情・体」三位一体のバランスのとれた総合教育を掲げ、その下で日本の「幼稚園教育要領」と「EYFS」と呼ばれる英国の幼児教育の融合を目指しています。日本で言われる子供の幼児期の言語・コミュニケーション表現力・環境適応・身体発達といった大切な能力を伸ばすことに加え、英国で力を入れる数的な理解や社会の多様性を理解させるといったことにも保育に取り入れています。日本にはない英国の要素を積極的に取り込む一方で、入園式、卒業式、運動会、発表会といった日本ならではの行事を大切にし、剣道や茶道・そろばんなどの指導を行い日本の伝統の保持、子ども達の数字への興味や関心にも努めています。

また、日系の幼稚園として母国語の日本語の習得を大前提として、国際社会に通用する子供にも育てるために国際語である英語に関してはネイティブの専任教師の指導のもと、楽しみながら英語を習得していく環境を整え、PCやタブレットなどのICTも積極的に取り入れて効率的な習得を目指しております。

さらに、子ども達の体力・運動能力が向上傾向にあるものの、なお、ピーク時より低いとの最近の調査を反映し、特に子ども達の基本運動能力の向上と体力増進を図っています。冬の長い英国に暮らす園児達の、運動不足からくるけがや病気の予防のためにも、体育の時間を設け、専任体育教師の指導の下、広い園庭を使って体力の増強に努めています。

教育目標

1. 環境に適応・順応できる子ども
2. 健康で生き生きとした子ども
3. 明るく感性豊かな子ども
4. やさしく思いやりのある子ども

教育内容

幼稚園(年少・年中・年長)教育内容

前田学園について

子ども達は、無限の可能性を秘めています。一人ひとりの個性・特性を大切に、個々に応じた発達が遂げられていくよう、上記教育目標を基に教育課程の編成を行い、指導にあたっています。遊びを中心とした保育の中で、柔軟な思考力を養うとともに、友だちと関わりながら、自ら行動できる心身共に健康な子どもに育てます。特に下記の事項に留意し、保育を行っております。

  • 言葉(日本語と英語)
    帰国後、スムーズに適応できるよう、日本語を正しく理解し、話せるように指導します。英語圏である恵まれた環境を活かし、英語の時間を設けると共に日英二ヶ国語の絵本を導入し、英語に触れる機会をもっています。
  • 自由遊びと課題活動
    日本の幼稚園教育要領及び、イギリスのOFSTED(定期的に視察し、教育水準を監視する政府機関)の方針に沿って、教育を進めています。「健康・人間関係・環境・言葉・表現」の5領域を軸に、自由な遊びも大切にし、一人ひとりの個性を伸ばし、主体性をもつ子どもへの教育に取り組んでいます。
  • 日本の四季・季節感の尊重
    節句、七夕祭り、正月など、日本の四季折々の行事、日本の季節を伝えます。また、童話、絵本、紙芝居、童謡を通し、情緒豊かな日本の伝統文化を学んでいきます。
  • しつけ
    日本と英国では、文化、習慣に違いがあるように、マナーについても違いがあります。日々の生活の中で日本人として守るべき礼儀作法を教え、正しい生活習慣を身に付けていきます。年長児には、剣道、茶道の時間を設け、「姿勢を正しくし、心を落ち着ける」ことも大切にしています。

ナーサリー(2歳児)教育内容

前田学園について

家庭的でゆったりとした保育環境を心がけ、自然な遊びの流れの中で、保育者と温かく関わることにより、1日の生活のリズムを作っていきます。

  • 基本的生活習慣
    食事、排泄、睡眠、衣服の着脱等を身に付けていく大切な時期です。子どもの成長発達に応じて個別に援助していきます。満たされた安定感の中で自信や満足感を持ち、更にやってみようとする意欲が高められるようにしていきます。
  • 遊び
    好きな遊びの時間を十分とることにより、情緒の安定を図り、豊かな創造性の芽生えを培っていきます。家庭的な温かい雰囲気の中で、先生や友だちとゆったりと遊び、様々な玩具に興味を持ち、友だちと遊ぶ喜びを育てていきます。
  • ことば
    語彙が増してくる時期です。正しい言葉での優しい語りかけ、絵本の読み聞かせやごっこ遊びを通して、言葉で表現することや言葉を交わすことの楽しさが味わえるようにしていきます。

恵まれた美しい自然環境を活かし、2歳児の生活をきめ細かく見ていきながら、3歳児・4歳児・5歳児の3年間36ヶ月を見通して教育課程を編成し、長い期間の中で、各年齢に応じた指導計画を立て教育を進めて参ります。

同年齢同士の遊びを大切に、子ども達がその中で安心感をもち、自己を十分発揮できる環境づくりと、異年齢の交流保育も大切にしていきたいと考えています。年齢を超えた遊び場づくりをすることで、年長児に対する憧れや、年少児を思いやる優しさを経験し、相手の気持ちを汲み取れる子どもになります。

また、保護者の皆様の子育てに関しての情報交換、コミュニケーションを図って頂く場として、園をご活用下さい。学期毎の保育参観やクラス懇談会を通して子ども達の集団生活に於いての育ちについて話し合いも行います。幼稚園とご家庭との連携を密にし、子ども達の育ちを共に見つめて参りたいと願っております。

英国教育省許認可幼稚園のいきさつ

避難設備を含む施設の安全面・衛生面・管理面につきましては、アクトン・フィンチリー幼稚園とも、開園時より火災報知器・煙探知器・盗難警報器など各種装置を設置し、建築基準法上、この国の厳しい安全基準を満たしております。特に風致地区にある施設の関係上、両園には訪問者専用入り口を設置し、警備員を敷地内に常駐(アクトン)させ、日ごろの園児の安全を確保するだけでなく、不慮の事故に対応できる体制を整えております。

また、教育にかかわっては関係監督庁より、英国の国家基準による監査(安全・健康衛生・遊具・児童保護など14項目)を受け、日系幼稚園で初の「英国教育省許認可幼稚園」として認定・指定され、現在に至っています。

自然豊かな恵まれた環境にある学園で、また、園外で伝統のある英国文化に接する中で、21世紀の国際社会で、活躍するための人生の基礎を築いてほしいと願っています。

本学園の課外活動

スポーツ面では、英国で初の日本人少年・少女サッカーチーム「LJJフロンティアーズ」(アクトン幼稚園のグラウンド)が結成されて今年で23年目を迎えます。プレミアリーグ・チェルシーより、有資格の優れたコーチ陣が指導を行う一方、夏期サッカースクール期間中には、過去2年間にわたって、世界的に有名なジェフ・ハースト氏(1966年ワールドカップに出場。史上初のハットトリックを決め、イングランド初優勝の立役者)の指導を受けました。

更に、2001年度より、アクトン幼稚園では、保護者のためのサッカースクールも発足しました。とかく、海外生活はストレスが多いもの。スポーツでストレス解消にお役立て下さい。

交通事情、ご家庭の事情等で、当園の全日保育に通園できないといった悩みが多く聞かれ、そういったお子様を対象に、「土曜幼児教室」が、「夏・秋・冬」の各期には短期コースが設けられ、皆様のご要望にお応えしています。各教室とも当園の教師が指導にあたっていますので、全日保育と変わらない充実した内容です。

また、保護者の皆様の英国での生活をより一層充実したものへとの願いから、ブライトンに語学学校 BLC「Brighton Language College」を開設し、ご利用頂いております。

英国前田学園 理事長 前田 勝敏